◆中心市街地インフォメーションセンター
　　　　　　オープンカフェ「ハーブティーの世界」

当地方では、春になるとアイヌネギ、ウド、フキなど自然の中にある山菜が食べられています。また、玉ねぎの産地でもあります。実は、これらの山菜、野菜はハーブの一種であり私達の生活に古くから深く係わっています。
ハーブのもつ様々な魅力を表現する一つの取り組みとして、北見ぼんちまつりで賑わう会場でハーブサミットのインフォメーションと、心と体にやさしい各種ハーブティーを提供し、香りと癒しの植物ハーブの魅力を発信します。

【日時】平成１８年７月１４日(金)、１５日(土)、１６日(日)
【場所】北見市北３条西２丁目
【内容】　　・ ハーブサミット北見大会インフォメーションセンター
　　　　　　・ ハーブティ（薄荷入り日本茶など）、クッキー等の紹介と試飲
　　　　　　・ 香りの癒し空間提供
　　　　　　　　　＊ ハーブ関連商品展示
　　　　　　　　　＊ ハーブの世界（｢見て｣｢触れて｣｢嗅いで｣体験…
　　　　　　　　　　　　　　　　 ハーブの科名、有効成分、心と身体への働きかけを展示）
【営業時間・来場者数】

7月14日(金)　午後1時から午後9時 7月15日(土)　午前10時から午後9時 7月16日(日)　午前10時から午後8時30分

来場者数　２５０人 来場者数　３００人 来場者数　２５０人

　　　

◆ロータリー広場情報発信事業

ぼんちまつりで賑わうロータリー広場を会場に、北見初登場の２７０インチ大型スクリーンを設置し、ハーブガーデンやオホーツクの自然や花観光施設などの映像を放送し、ハーブサミット北見大会への気運を高めました。

 

【日時】平成１８年７月１４日(金)　午後１時から８時まで
　　　　　　　　　　　１５日(土)　午前１０時から午後８時まで
【場所】ローターリー広場　（協力＝網走開発建設部北見河川事務所）

◆ハーブシンポジウム

北海道のハーブや野草さらにはアイヌ文化などに関するシンポジウムを開催し、植物をはじめ天然資源の活用に関する先人の知恵と経験などを学び薬用植物資源の啓蒙を図りました。

【日時】７月１５日(土)　午後１時００分から午後３時３０分
【場所】北見芸術文化ホール　中ホール
【協賛】北見工業大学、生薬学会北海道支部、日本東洋医学会北海道支部、北海道薬剤師会
【入場者数】４００人

その１　　午後１時１５分〜午後１時４５分 テーマ：世界のハーブ、北海道のハーブ 講　師：国立大学法人　北見工業大学　山岸喬先生 講師プロフィール 北海道立衛生研究所を経て、住友金属工業（株）バイオメディカル事業部、１９９５年北見工業大学教授。現在、同大学国際交流センター長。専門分野は天然物化学、生薬学、薬学、薬剤師、薬学博士。ハーブを利用した商品開発に力を入れている。

その２　　午後１時４５分〜午後２時１５分 テーマ：チベット東部の薬用植物 講　師：ウサイエン製薬　野中源一郎先生 講師プロフィール ウサイエン製薬は創業１６２６年の老舗。社長の野中源一朗氏は、九州大学薬学部の助教授を経て、１３代目野中家当主。薬剤師、薬学博士。 「野中ウサイエン」は、江戸時代から続く名薬で、高麗人参、牛黄などの和漢薬に蜂蜜を加えて調整した練薬で、肉体疲労、胃腸虚弱、虚弱体質などに使う。 野中氏は中国の大学で天然物化学を教えるかたわら、長年、昆明植物科学研究所の協力下でチベット、雲南、青海省などの薬草を調査している。

その３　　午後２時１５分〜午後２時４５分 テーマ：北方民族の植物利用 講　師：道立北方民族博物館　齋藤玲子先生 講師プロフィール 北海道立北方民族博物館では、アイヌ民族などの北方地域の諸民族の文化、東はグリーンランドのイヌイト（エスキモー）から、西はスカンディナビアのサミ（ラップ）まで、諸民族を対象とし、衣・食・住・生業・精神文化・文化などを紹介している。齋藤学芸員は海外の北方地域のフィルード調査に参画し、植物利用に関しての造詣が深い。

その４　　午後２時４５分〜午後３時１５分 テーマ：アイヌの自然観と植物 講　師：札幌大学　本田優子先生 講師プロフィール 北海道大学文学部日本史専攻過程卒業後、平取町二風谷（にぶたに）の萱野茂氏のアイヌ語復興運動に共鳴し、同地に移り住む。地元のアイヌの子ども達にアイヌ語を教えるほか、平取アイヌ文化保存会指導員として歌謡や舞踊の復元・伝承活動に関る。2005年札幌大学文化学部に着任。

◆北海道自然環境写真展

全国からのハーブ愛好家のみなさんに、豊かな自然が残されている北海道の貴重な野生植物を紹介する写真展を開催しました。
北海道の広大で豊かな自然環境に生きる野生植物を守り育て、次の世代に引き継ぐことが大切です。

【日時】７月１５日(土)　午後１２時００分から午後５時３０分
【場所】北見芸術文化ホールロビー
【協賛】財団法人　北海道新聞野生生物基金

【植物写真家紹介】

梅沢俊（うめざわ　しゅん） 1945年生まれ 野生植物の写真家、著述業 北海道大学農学部卒業、道内での植物撮影を活動の中心にしているが、最近は世界中の植物も撮影の対象にしている。日本の野生植物（佐竹義輔、平凡社）の北方系植物の写真を担当。植物分類の知識が深く、リシリアザミ、ヒダカアザミ、マシケレイジンソウの３類の新種を発見している。第14回松下幸之助花の万博記念奨励賞受賞(2006年) 【著書】北海道の高山植物（誠文堂新光社）、北海道の高山植物（北海道新聞社）、新版北海道の花（北海道大学出版会）、新版北海道の樹（北海道大学出版会）、北海道の山の花図鑑　シリーズ４巻（北海道新聞社）、自然ガイドシリーズ、花の山旅、大雪山（山と渓谷社）５冊、山岳ガイド　１０冊、写真集、エッセイ集５冊他 【撮影姿勢】図鑑用の学術的な植物の撮影が中心、しかし、さりげない自然の美しさも撮影している。北海道で最も著名な植物写真家。

堀田清（ほりた　きよし） 1958年生まれ 北海道医療大学薬学部助教授・医療大学薬草園園長、薬剤師、薬学博士。北海道医療大学薬学部卒業、北海道大学薬学部助手から現職。薬用植物の栽培、利用についての研究から植物写真の撮影から、写真の楽しさにはまる。2004年北海道朝日＆HTB花のあるシーンフォトコンテストで北海道朝日会賞受賞、2006年札幌で個展を開く。 【著書】多くの学術論文等 【撮影姿勢】植物と光を共演させて植物の美しさを撮影している。植物を発芽から枯れるまでの一生を記録して、植物の魅力を表現。

山岸　喬（やまぎし　たかし） 1945年生まれ 現在、北見工業大学教授。東京理科大学薬学部卒業、北海道立衛生研究所研究員、ノースカロライナ大学客員研究員、住友金属工業(株)HQL研究所、北見工業大学教授、薬剤師、薬学博士。2001年北海道文化奨励賞（科学部門） 【著書】北海道の薬草（北海タイムス社） 、北海道の山菜 （北海タイムス社） 、北海道の木ノ実（北海タイムス社）、蝦夷地の医療（北海道企画出版ｾﾝﾀｰ）、北海道薬草図鑑 野生編 （北海道新聞社 ）北海道山菜実用図鑑（北海道新聞社）、北海道薬草図鑑栽培編（北海道新聞社） 、日本ハーブ図鑑（家の光協会）、ハーブ・スパイス（小学館）、学術書他 【撮影姿勢】昆虫、植物のモノクローム撮影から始まり、現在は薬草、ハーブ図鑑用の学術写真をポジで撮影している。最近は消え行く自然の美しさを写し残したいと考え、道北の植物群落を写している。

　　

◆アイヌ英雄叙事詩　ユーカﾗ劇

日時：７月１５日(土)　午後４時００分から午後５時３０分
場所：北見芸術文化ホール　中ホール（入場無料）
【天駆ける英雄の物語】

物語のあらすじ 　　英雄ポンオタストゥンクルが住む家は人間がたどり着けないような 　険しい山の上にあり、母と妹の三人で暮らしていました。 　　下界に住む人間は、天の国からの恵みに感謝しながら不自由なく 　暮らしていましたが、平和な暮らしを脅かす出来事が多くなり、 　不安になっていました。それは、天上の国で暴れる魔物の仕業だったのです。 　　天上の国と人間の村に平和を取り戻すために、ポンオタストゥンクルは 　天上の国へ戦いに行くのですが、戦いは１年以上も続きました。 　　やがて、太陽神である母は、この世のすべての光の力を集めた宝刀を完成させ 　英雄のもとへ駆けつけるのですが・・・

　　出演：阿寒アイヌ工芸協同組合

◆香りゃんせフェスティバル　　会場/香りゃんせ公園

ハッカのマチ・北見で開催される『第１５回全国ハーブサミット』の香りゃんせフェスティバルでは、ハーブを様々な角度から活用し、人々の豊かな暮らしと魅力あるまちづくりを提案しました。

花と香りに出会うまち…　花と香りを楽しむまち…　花と香りを贈るまち…　花と香りの文化を創るまち…

ハーブサミット北見大会には、全国ハーブサミット連絡協議会（全国３７団体）会員の皆様方や遠くは沖縄からのハーブ愛好家の皆様など全国各地から、約２万人のお客様にお集まりいただき、盛大に開催したところであります。